体験から学ぶこと。
近所のイオンのフードコートでの出来事。
娘(3歳)がアイスのピノを食べようとしていた。
娘はピノの箱を開けられなくて困っている様子だった。
黙って見守っていたら、おかしなところから開けようとし始めた。
開けてあげようかと思ったけれど、ふと、
(ピノなんて今まで何度も食べさせたことあるのに。
いつも箱を開けた状態で娘に渡していたかも。)
と、いうことを考えた。
そんなわけで、今回はあえてそのまま見守ることにしてみた。
すると、娘は自分で開け口を見つけて、切り取り線どおりに箱を開けるとこができた。
きっと、娘はこれからピノを食べる時にアイスの開け方に迷うことはないんだと思う。
こういうことはかなりある気がした。
優しさだと思ってしてあげる行為が、本当に相手のためになるのかどうか。
よく考えないといけないなと思った出来事だった。
そんなこんなで、ピノを美味しそうに食べる娘をぼーっと見つめていたら、
娘の席の後ろを、なみなみの水が入った紙コップを両手に持ち、恐る恐る歩く子どもがいた。
歳は娘と同じぐらいかもう少し上。
その子の両親は先にテーブルについていて、その子の様子を見守っていた。
あぁ、きっとこの子は、さっきのうちの娘と同じように、自分の経験から学んでいるのだと思った。
この子の両親はあえて見守っているんだろうなぁ。
きっとこの子は、次からは紙コップになみなみに水を入れて運ぼうとしたりはしないだろう。
それは、子どもの行動に下手に手を貸さず、見守る親がいてこその学べたことだ。
不用意な優しさは、子どもの成長のチャンスを奪うこともある。
— aob (@aob212) 2016年6月19日
そのことを自分が体験し、学んだ出来事だった。