逃げ道という名の迷路。

逃げ道にをつくるのは昔から得意だった。
というか逃げずにまっすぐ進むのが苦手だった。
自分と相手の間で、共通点を探すより、相違点を見つけようとばかりしてた。
相違点が多ければ多いほど、自分とを関係性を薄めるたり、遠ざけたりできるから。
その方が逃げ道はつくりやすいから。
いざという時、深く傷つかずに済む。そのための逃げ道をつくってきた。
逃げ道をたくさんあるとなにかと便利だった。
そうやってたくさんつくってきた、逃げ道。
でも、逃げ道ばかりをつくり過ぎて、元々歩こうとしていた道が、どこだか分からなくなってきてる。
元の道に戻れなくなって迷子になってる。

逃げ道という名の迷路。

迷子になって、孤独になって、どこに逃げていいのか分からなくなってる。
結局、逃げ道に追い詰められている。