僕は死ぬように生きていたくはない

自分のこと。音楽のこと。保育のこと。タスク管理のことetc.

雰囲気が子どもを育てる。

保育の話。
保育をする上で、クラスの雰囲気ってとても大事だと思う。
複数担任の時は担任間の雰囲気がクラスそのものをつくってしまうこともあるし。
なのに、うちの職場に雰囲気を壊してしまう保育士がいる。
その人は経験も豊富だし、保育の技術や知識も豊富。
それもあってか、その人は他人が保育をしている途中でも、自分が気になったことがあると、人の保育に割って入ったり、保育を奪ってしまう。
そのせいで、保育の雰囲気が悪くなる。まして後輩なんかは、その人に注意されたり、保育を奪われたりすうるせいで、萎縮して言われたことを直すどころか、普段の保育すらできなくなってしまう。
そして、そうやって崩れた大人の雰囲気を驚くほど敏感に読み取る。子どもは目の前で他の先生叱られている先生の姿をみて、いち早く上下関係を読み取る。
それが積み重なると、この人の言うことは聞くけど、この人の言うことは聞かないといった態度を取るようになる。
一度、それがトラブルやケガに繋がることもあるし、その果にはクラス崩壊がある。
だからこそ、担任間の雰囲気やクラスの雰囲気を大切にするるべきだと思う。
それは、誰のためでもなく、子どものために。
人の間違ったことを正し、改善できるように導くことは確かに大切だと思う。それでも、その行為が保育を妨げてしまうのはおかしいと思う。
一体誰のための保育なのか。本末転倒なことになってしまう。

でも、これは保育に限ったことじゃない気がする。
家庭間でも同じだと思う。夫婦間の雰囲気が悪い家庭の子どもは、どんな素晴らしい教育を受けても、ほとんどの場合、まっすぐには育たない。それは保育園の親子を見ていてつくづくそう思う。

正しい事を押し付けるのが全てじゃない。
家族の雰囲気を保つために、もっと意識して言動に気を付ないといけないといけない。

と、悪気もなく、保育の雰囲気を壊すその人を見て、そんなことを思ったりする。