職場の先輩の話。
昔、職場の先輩にミーティングか何かの時に、
“保育の技術はある程度経験を重ねれば身についてくるものよ。だからそんなに勉強しなくてもいいから。”
という話をされたことがある。
どういう意味で言ったのかわからないけれど、
当時の自分は、到底納得できなかった。
今も、これっぽちも納得なんかしていない。
保育経験を積めば保育の技術が身につくのなら、
なぜあなたは、そんなに大きな声で子どもを叱りつけてばかりいるのか。
なぜあなたの見習おうとする後輩がいないのか。
経験でしか見につかないことも確かにあると思う。
でも、それだけでどうにかなるのなら、保育士の資格なんてなくてもいいと思う。
何のための国家資格なのか。
保育士のプロとして、経験だけに偏ってはダメだと思う。
それでは成長がなくなってしまう。
経験と共に技術を学び、磨いていかなければ保育のプロとは言えないと思う。
経験だけに頼るのはプロなんかじゃない。
いつまでも昨日と同じ保育をし続けるその職場の上司。
その人のことは、今も尊敬できないし、
できれば一緒に保育はしたくないと思ってしまう。